いかにもナンパスポットという印象を与えない場所こそ、もっとも成功率の高いナンパスポットなのです。女性は運命的な出会いを好む傾向がありますので､いかにも大勢の女性に声をかけているというシチュエーションよりも、自分だけが特殊だという印象を与えた方が、仲良くなれる確率が上がります。

 

ナンパスポットと聞いて、東京なら渋谷や新宿、池袋のような大都市を思い浮かべる方も少なくないと思いますが､これらは上級者でない限りお勧めしません。確かに、多くの女性が次々に歩いてくるため、ターゲット不足に悩むことはないのですが、可愛い女の子は多くの男から声をかけられるうえ、キャッチにも悩まされているため、よほどうまくやらないと口説ける可能性は高くありません。

 

それよりも、もっと身近な生活の中にねらい目のナンパスポットは潜んでいます。自分の一日の生活を振り返ってください。学生の方であれば、学校に行くために電車やバスに乗ることもあるでしょうし、コンビニや飲食店、本屋など、様々なお店に行くこともあるはずです。女性は自然な出会いを求めていますから､そういった場所でさりげなく声をかけることがもっとも成功率が高い方法になるのです。

 

もっとも、日常的なシチュエーションが最良のナンパスポットになるとしても、どのように話し掛けてよいのかという問題もあると思います。そこで、いくつかの例を出して説明します。

 

＜ナンパスポット　コンビニ＞

コンビニに来ているほかのお客さんを口説く方法です。毎日たくさんのお客さんが入れ替わり立ち代り出入りするコンビニは、まさに出会いの宝庫です。コンビニの中でもねらい目のナンパスポットは何箇所かあるのですが、最も成功率の高かった場所を紹介します。

 

それは、ずばり駅前にあるコンビニのスイーツ売り場の前です。まず、「これから友達のところに遊びに行くんだけど、どんな物が喜ばれるか分からなくて・・・。もしよかったら、4人分選んでもらえませんか？」というように声をかけてみましょう。普段は甘いものを食べないものの、友人への気遣いができる男として好印象を与えることができる上､自然な会話を始めることができます。自然であることが最重要ポイントですので、注意してください。人数は3人でも構いませんが、2人分は駄目です。女性と2人きりというイメージを与えてしまうと、彼女がいるような誤解を招きますので､ここは3人以上を選択しましょう。

 

さりげなく相手の女の子と同じぐらいのタイミングで店を出て、先ほどのお礼を言うところから会話を始めれば、不自然な流れはありません。また、駅前なら同じ方向にしばらく歩いていっても、人通りがあるので警戒されることもないので、その間に電話番号を聞き出しましょう。

 

 

＜ナンパスポット　本屋＞

続いてのナンパスポットとして提唱するのは本屋です。本屋の良いところは、その人の趣味がはっきりと現われるということです。たとえば、文庫本を手にとっている女性がいたら、さりげなくチェックして、自分が読んだことのある本なら、このように話し掛けます。「それ、面白かったですよ。特にストーリーが練られていて、最後までドキドキしっぱなしでした。」というように、簡単な書評をさわやかな笑顔とともにしておけば、下心は隠すことができます。

 

また、読んだことのない本であっても、「その本、こないだテレビで特集してた本ですよね。実は気になってたんです。」という会話も可能です。もちろん、テレビの特集は嘘でも構いません。要は、書店をうまくナンパスポットとして活用するためには、自然な会話の流れが必要だということです。相手の女性に趣味が合うということをアピールしたら、ほかにお勧めの本の話題を持ちかけてみましょう。親密になることができれば、店から出たところで電話番号やメールアドレスを聞き出すことも難しくありません。

 

 

＜ナンパスポット　カラオケ＞

カラオケで口説くといっても、相手の部屋に入っていくのではありません。これではただの迷惑行為になってしまうのでやめましょう。ここでお勧めしたいのは、カラオケの入り口です。意外なナンパスポットかもしれませんが、意外に使える手口です。友人と一緒なら、人数がつりあう女性に声をかけて､一緒にカラオケに入ることができます。相手もカラオケに行くことはすでに確定しているので､女性だけよりも男性がいた方が盛り上がりそうだという印象を持ってもらえるように、ノリの良さをアピールしましょう。

 

そして、カラオケをナンパスポットして活用する場合の意外な盲点として、実は1人で声をかけるほうがうまくいくという事実があります。複数対複数という組み合わせは普通ですので､良くも悪くもありませんが、1人で複数の女性に声をかけるというのは、街中では至難の業です。しかし、それがカラオケというナンパスポットなら可能なのです。

 

「今度サークルで（会社員の方は飲み会や打ち上げで）カラオケを歌わなきゃいけないから練習したいんだけど、1人だと入りづらくて・・・。一緒にどうかな？」と持ちかければ、相手も思いのほか好意的な反応が返ってきます。密室に数時間一緒にいるのですから､徐々に親密になっていくことは難しいことではありません。この方法は盲点になっていますが、カラオケをナンパスポットに使う際には最大の効果を発揮します。

 

 

＜ナンパスポット　大学近辺＞

大学の近くには、当然ながら多くの学生がいます。彼らは自分の大学の近くということで安心感を持って行動していますので､異性から声をかけられることについてもあまり警戒していません。そこで、駅前やただの路上よりも、大学付近の道端のほうがナンパスポットとして活用しやすいことになります。相手が土地勘をもっていることを利用して話し掛けてみましょう。お勧めは道を尋ねることから始めることです。「○○はどこですか？ところで、××大学の学生さんですか？今日はもう講義は終わり？」というように会話を続けていきます。相手の知り合いに出会っても、道を聞いたついでという口実があるのでトラブルにはなりづらいというメリットもあります。

 

ただし、大学内に入っていくことはお勧めしません。多くの学生がいるため、ナンパスポットとして魅力的ではありますが､部外者としての立場をわきまえておくことは必要です。その大学の学生や卒業生になりすますという方法もありますが、後ろめたいことがあると態度に出てしまうため､せっかく女性に声をかけても断られることが多くなります。

 

 

＜ナンパスポット　祭り・花火大会＞

これは定番とも言えます。テンションの上がる行事に便乗してしまう方法です。女性としても出会いを求めてガードが甘くなりますので、定番にして王道でしょう。また、大きな祭りや花火大会があるのなら、離れたところで女性を見かけた場合にも口実を作れます。「今夜花火大会があるみたいだけど、予定なかったら行きませんか？」と花火大会をネタにしておけば、さりげなく仲良くなるきっかけを作れます。理想としては、開始直前から開始後30分以内というのが私の経験です。

 

祭りや花火大会の会場は人が溢れていますし、競争率も高くなっていますので､あえて離れた場所をナンパスポットとして活用し、打ち解けながら会場に向かえば差別化が図れます。近くでにぎやかな催しがあれば、参加したいという気持ちを持っている女性は多いので、その願望をくすぐってみましょう。